~タンデーンは腹式呼吸・丹田呼吸をトレーニングする器具です~
呼吸を意識する
瞑想、ヨガ、座禅、武道など様々な場面で、呼吸法はとても大切に扱われています。
多くの場合、呼吸法として腹式呼吸、更には下腹部にある丹田に意識を集中した丹田呼吸を要求されます。
雑念に囚われて困る!!
瞑想、ヨガ、座禅に取り組まれている殆ど全ての方が、「今・ここ」に集中できない自分、「マインドフル」な状態になれない自分を経験します。
湧いてくる雑念に囚われずに流せればよいのですが、雑念が心の中に居ついて離れない状態からなかなか抜け出せません。
呼吸に集中する意味
湧いてくる雑念に囚われないために、ひたすら呼吸に着目する方法があります。呼吸する際の空気の流れやお腹や胸の動きを感じる(気づく)方法があります。また、数息感(すそくかん)といって、呼吸の数や呼吸の秒数を数える方法があります。
これら呼吸に集中することが、古来より瞑想・ヨガ・座禅の仕組みの中に取り込まれてきました。
腹式呼吸・丹田呼吸
呼吸の際に胸が動く胸式呼吸。呼吸の際に下腹部が動く腹式呼吸があります。胸式呼吸と腹式呼吸は古来よりその作用の違いを経験の中で定義づけされ、使い分けられて来ました。瞑想、ヨガ、座禅とも腹式呼吸が主たる呼吸法として仕組みの中に取り込まれています。
更に、へその下およそ5cm程度のところに位置する「丹田」に意識を集中した丹田呼吸法も古来よりあみ出されて、丹田呼吸を仕組みの中に入れた瞑想、ヨガ、座禅の道場も多く存在します。
タンデーンとは
開発者である私は十数年禅寺で座禅会に参禅しており、毎朝の日課にする時期もありました。座禅中は雑念が居つき、良い座禅が組めないことが多かったのです。
タンデーンは腹式呼吸・丹田呼吸を練習するための器具です。へその下、下腹部に貼り付けて使用します。
タンデーンは、EMS (Electrical Muscle Stimulation:低周波の刺激により筋肉を動かす)の仕組みを用いています。昨今、筋肉強化に用いられる器具です。大きく2つの特徴があります。
- 単調なリズム
筋肉を動かすパルスが、等間隔であり単調なリズムで筋肉を刺激します。
4つのモードがあり、それぞれ0.5秒・1秒・4秒・8秒の間隔で1回のパルスが発せられます。
単調なリズムの刺激により、丹田や下腹部に意識を集中することができます。
また、数を数えやすく数息観を行いやすくなります。
- 緩やかなボリュームアップ
筋肉に強い刺激を与えるのが目的ではなく、下腹部・丹田に刺激があるということを気づくことが大切と考えています。従って、通常のEMS運動器具と違って、1つボタンを押すたびに少しずつ電圧が上がっていきます。下腹部・丹田へ気づきを与える丁度良いボリュームを調整しやすくしています。